【プロパガンダ】戦争や広告の手法!リテラシーが求められる時代

書籍紹介

近年

【最強の!!】とか

『史上初の!!』とか

『歴史上稀に見る!』

などと誇大広告が頻繁に世の中を席巻しているのは皆様ご承知の通りかと思います

ビジネスシーンなどにおいてはこのような大きく見せる広告や手法は非常に有効とも言えるものです。

 

そうやって顧客や消費者など、さまざまな人が目を見開き、注目し、足を止め、動きを止めて、購入意欲を掻き立てられ、購入したり何かを決意したりとさまざまでありますが、こうやって騙されたり、洗脳されたり、信じてしまったりと『入り込むと非常に厄介』なものでもあります

『プロパガンダ』

という立派な主に政治的な手法でもあり、よく演説などでも取り入れられています。

マニフェスト(公約)を掲げて、いついつまでに〇〇を実現するー!!とか、必ずやってみせます!!とか、絶対に国民を豊かにします!!とかよく聞きますよね?そうやって洗脳?するわけです

結論的に

 

『とても盛大に穏やかに騙されている』わけです

 

国が国民を言葉巧みに嘘を真実に変えるのは実は【ごく当たり前に】やっています

また、このプロパガンダに関する書物も参考にしています。記事下に貼っておきますので、気になる方はどうぞ!

プロパガンダとは?

『戦争の嘘』という古典的著書の指摘を踏まえて、プロパガンダの法則について書かれたものであります。

この方はイギリス屈指の高貴な王家の出身で、お城のお生まれの方ですが、下院の自由党議員になり、その後上院の労働党議員、外務省補佐官、運輸大臣、その後上院における野党労働党のリーダーとなり、とにかく色々やってきたようです。

何をしたかというと⇩

戦争の嘘を暴こうとした、相当危険なことをした人です

平和主義者であった彼は、UDC(ユニオン・オブ・デモクラティック・コントロール)を設立し、とにかくこのプロパガンダの批判や機関紙・小冊子などを発刊し続け、さらには分析し、法則性を10にまとめ上げ、これによって集約できる、と謳いました

要するにこの本はこの方の残した法則を解明し、そのメカニズムを示す、ということを記述したものとなります。

なんであろうと、この法則は実用的で有効な戦略として活用されるもので、これは言ってみれば、我々が日常、目にするあらゆることでもみて取れます。

意識してなくても実はもうすでに情報操作はされています…怖いですね〜

物理的なものでなくても、既に情報戦のように、今ではメディア戦というか、扇動されたり誘導されたりの中で、日々生きているというわけです!こええ!

プロパガンダの詳細

プロパガンダのきっちりした定義です⇩

プロパガンダpropaganda)とは、特定の思想世論意識行動へ誘導する意図を持った行為の事である。

通常情報戦心理戦もしくは宣伝戦、世論戦と和訳され、しばしば大きな政治的意味を持つ。最初にプロパガンダと言う言葉を用いたのは、1622年に設置されたカトリック教会の布教聖省 (Congregatio de Propaganda Fide、現在の福音宣教省) の名称である[1]ラテン語の propagare(繁殖させる、種をまく)に由来する。

引用元:『ウィキペディア(Wikipedia)』

具体的にどうゆうのがあるのか?

 

選挙で言ってるのとか、スーパーなどの広告、テレビ、新聞、ラジオに…と幅広いです

プロパガンダ手法においてその要とは『マスメディア』が非常に強力で重要視されているようです。いわゆる『マスコミ』というやつですね。インターネット手法なども含みます(かなり強い力があります…)

 

テレビ・ラジオ・パレードなどを利用して、人が集中して釘付けになるようなところに効果的かつ効率的に拡散することができるわけで、これは立派な『戦略』行為と言えます

情報戦など物理的な行為が戦闘行為だと思ったら大間違いで、実はこういう見えないところでの戦闘が今現代では間近で見える範囲で、気づかれないように行われているのです…

プロパガンダ【10の法則】

10の法則があります

  1. われわれは戦争をしたくない
  2. しかし敵側が一方的に戦争を望んだ
  3. 敵の指導者は悪魔のような人間だ
  4. われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う
  5. われわれも意図せざる犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為に及んでいる
  6. 敵は卑劣な兵器や戦略を用いている
  7. われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大
  8. 芸術家や知識人も正義の戦いを支持している
  9. われわれの大義は神聖なものである
  10. この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である

 

この10の法則だけ見てみると起承転結と言いますか、最終的には裏切り者だ!!なんてことを言われてるのですが、この辺ですでに『洗脳』とか『操作』されていってるということでしょう

こうゆうのは言葉や文化や生活形態、環境は変わっているものの、なんだか身近でもよく聞くような気がしませんか??

疑問も持たない、情報をそのまま飲んでしまう方など純粋な方はご用心…

もしかしたらいつの間にか『洗脳されている』かもしれません…

みんながみんな見てるのは『表』だけです。その裏を合わせてみないと表だけあって後ろがない人間なんて存在できません。信じ込むと言うのは、良いことであり、非常に危険でもあります。

でも皆が皆、真実とは限りません。自分でその真実を掴んでください(私含め…)

ピックアップした法則

特に私が恐ろしく感じたものです。

全ては紹介しきれませんので、厳選したのは

  • われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大

申し訳ないのですが、かなり抜粋いたしますと

よほどのへそまがりでない限り、人は勝者の立場を好む

戦時中の世論の動向は、戦況によって左右される

戦況が思わしくない場合、プロパガンダは自国の被害・損失を『隠蔽』し、敵の被害を誇張して伝える

『戦争プロパガンダ10の法則〜第7章〜』

とこうあります。続けて一部抜粋しますと

第一次大戦は(略)この時すでに(略)情報戦であった。情報を『伝えないこと』も、また情報戦である。

開戦から1ヶ月、フランス軍の被害はすでに『31万3000人』にのぼっていた。

だが、フランス軍参謀は、軍馬一頭の被害もいっさい公表せず、戦死者名簿も発表しなかった。

おそらく、軍内部はもとより銃後の国民が士気を失うのを恐れてのことだろう。多数の戦死者が出ていると知れば、戦争を続けるよりも和平を求める声が増えるだろうと考えてのことだ

フランスの報道では、ドイツ軍に与えた被害を前面に出し、自国の被害についてはまったく触れなかった

『戦争プロパガンダ10の法則〜第7章〜』

とこうあります

人的被害もそうですが、実は資金面でも奇蹟のように金があるとの『嘘』を流し続けたり、破壊した戦車の台数も盛りに盛って大嘘をこきあげたり…とさまざまあります

後になってわかった時はさまざまな原因(嘘)を用いて認めはするもののその真実はつゆと消える

そんな恐ろしいことが平然と行われ、国民の心を動かし、士気を高め、効果的に『操作』する

 

このようなことはあらゆる国で行われていると言うことで、現代でも今この時間で、この時でもそのような手法は使われています…

 

嘘か誠かわからないから余計に厄介なのです…

この性質、本質を理解するまではいかなくても、頭の片隅に入れておくだけで『ちょっと待てよ?』判断の材料となる、かも知れません

思うこと&終わりに

いかがでしょうか?怖いですよね…

今も昔も、生活水準や生活形態、政治、経済、社会など見える世界はかなり移り変わり、劇的な変貌は遂げていますが、このような本質や性質のような根幹のものはまったく変わりないというか、その技術は目まぐるしいスピードで進化していっています。

その情報を信じるかどうか使うかどうかの判断は『自分自身』です。

『なぜか?』『どうしてなのか?』の疑問や、問いが自分を導くことになります!

『戦争プロパガンダ10の法則』という本から主に書いておりますので、気になる方は記事下へどうぞ!👇

古い時代の本ではありますが、本質は変わりません!非常に参考になります!

それではこの辺で終わります!!

ありがとうございました!!

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